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【第130回 勉強会 H形鋼ねじれについて】

勉強会レポート

【第130回 勉強会 H形鋼ねじれについて】

第130回 社内勉強会レポートを公開しました。

捩り耐力についての検証

1、概要
  閉断面は、閉断面よりもどの位ねじりに対して強いのか検証を行いました。

 検証資料はコチラから→H形鋼のねじれについて(改定)

1-2、質疑応答等

Q1:サンブナンのねじれ定数は純ねじりに対する定数であり、H形鋼のような部材には純ねじりの概念は当てはまらないと思います。 ねじれに対しては閉断面のみ対応できるものとし、軽微なねじれの場合に限ると捉えた方が良いかと思います。

A1:H形鋼のねじれは基本避けるという事で良いと思います。ベランダで円弧デザインの場合などは実例のように片持ち梁の先端にねじれが発生する事例がありますので、注意して設計する必要があるかと思います。

Q2:H形鋼に側板補強とした閉断面の場合において、ねじれを確実に伝達するための端部接合部の納まりについて意見はありますか。

A2:施工できない端部接合部付近については、上下フランジにてねじれ応力をせん断力として負担させる方法で良いかと思います。

Q3:H形鋼を閉断面とする場合の側板取付け方法は、施工において最も良い方法は何ですか。

A3:一番施工性が良いのは、H形鋼のフランジ側面部に側板を溶接する方法ですが、溶接脚長の確保が必要となります。

Q4:H形鋼を閉断面とする場合の側板溶接は、端部のどこまで施工可能ですか。

A4:取付けH形鋼のフランジ幅の半分ほどまでを目安として下さい。

ねじれは極力避ける。やむを得ずねじれが発生する場合は、側面板補強による閉断面として対応する。

 

以上